2009年08月04日

学会を守る「全会一致」

衆議院解散前の事になるが、以下の様なニュースが小さく報道された。

公明党:鳩山氏の参考人招致は「全会一致で」…北側幹事長
公明党の北側一雄幹事長は8日の記者会見で、献金虚偽記載問題による鳩山由紀夫民主党代表の国会への参考人招致について「全会一致がこれまでの慣行であり、原則は守るべきだ」と述べ、自民党で浮上している多数決による招致決定に否定的な考えを示した。
(2009/7/8 毎日新聞)

鳩山氏招致見送りへ 個人献金問題で公明難色
自民党は、衆院政治倫理・公選法改正特別委員会で10日に鳩山氏の参考人招致を議決する方針だった。しかし、公明党は国会の慣例でもある全会一致による議決を求めていた。
10日の同委員会には、民主党をはじめ野党各党が欠席、全会一致で議決する状況にはならなかった。公明党幹部は同日、自民党幹部に「全会一致でなければダメだ」とあらためて要請。自民党は公明党の理解が得られないまま鳩山氏招致の議決を強行することは困難と判断した。

(2009/7/11 東京新聞)

総選挙に向け、現在、創価学会(公明党)が展開している民主党への激しい攻撃を見ると、唐突に「全会一致」を持ち出して鳩山氏に逃げ道を与えた公明党の態度は、どうにも腑に落ちない。

しかし、『黒い手帖』の一説を思い出し読み返してみると、謎はあっさりと解けた。

以下、長くなるが『黒い手帖』からの引用を掲載する。
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今となってはあまり指摘する人もいないが、私が公明党の書記長・委員長だった時代、国会に証人や参考人を招致する場合、全会一致が慣例となっていた。
この慣例ができたのも1970年の言論出版妨害事件が景気だった。
当時、私は少数派を保護するためにも、喚問は全会一致が原則だと主張した。以来、これがルールとなっていた。

事実、全会一致の慣例があったから、私たちの時代は、池田氏証人喚問は絶対にあり得なかったし、「是々非々」とはいえ、反対する政策に関しては後顧の憂いなく、公明党は野党らしく自民党と対決できた。ありていにいえば、池田氏証人喚問という与党の脅しが効かないからだ。そういう意味で、全会一致のルールは、われわれが残した創価学会への政治遺産でもあった。

ところが、私の政界引退後、公明党自らがこの遺産を潰してしまう。
1994年、当時、野党に転落していた自民党は巻き返しの好機と見て、衆議院予算委員会での細川氏の証人喚問を要求した。さらに公明党・創価学会の政教一致問題を究明するためとして、池田氏の喚問要求も出された。
細川喚問に応じれば、池田喚問への道を開くことになりかねず、公明党は、細川喚問に対しても反対の立場を取った。全会一致の原則を守るためには、公明党議員が採決を欠席するという方法もあったが、連立与党のなかで公明党だけが欠席するわけにもいかないという判断もあって、採決に加わり反対票を投じた。

当時は少数与党という特殊な政治状況下なので、やむを得ない事情もあったのだろう。しかし、議場で反対したために、公明党は自らが全会一致の原則を放棄したと見られても仕方がない。賛成、反対に票決が分かれ、事実上、多数決になってしまった。

私は、なんと愚かなことをするのか、と嘆いたことを覚えている。私たちが残した学会を守る政治遺産を自ら放棄したことに言葉を失った。
実際、1995年の宗教法人法改正論議のなかで、池田氏の証人喚問招致が再び俎上にのせられると、それを避けるさめに秋谷創価学会会長(当時)の参議院での参考人招致に応じざるを得なくなった。
以来、公明党は池田氏喚問阻止のために、常に政権与党、多数派に身を寄せなければならなくなった。いつ多数決によって喚問が決定されてしまうか、わからないからだ。

もちろん、政権与党に入ること自体を否定はできない。政策を実現するためには、与党の一角にいることは重要だ。しかし、そうした純粋な政党の政治目的とは別に、政治活動に支障をきたしかねない宿命を負ってしまったのである。

このときから政権与党であることが公明党の絶対的な命題となるーこれが公明党の大きなターニングポイントとなった。
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公明党は、今まさに下野の危機に直面している。
今回の降って湧いた様な「全会一致」の主張は、野党という立場で如何に創価学会=池田大作を守るか、それを見越しての事だったのではないだろうか。
あるいは、民主党と背後で何らかの合意がなされていた可能性も否定できない。
学会員は「民主党と手を組むことはあり得ない」と言うが、実にお目出度い思考だと思う。
民主政権となれば、公明党は必ず民主に擦り寄り、「外国人の地方参政権」を始めとする悪法の数々を成立させようと図るだろう。

「庶民の政党」という言葉を隠れ蓑に、公明党は結党以来、粛々とその使命を果たしてきたのだ。

『創価学会=池田大作を守る』為の政党など、日本に必要ない。

読者の皆さま、このブログから創価学会(公明党)の危険性を少しでも感じ取って頂けたなら、家族や知人に、たとえ一人でも二人でも、その実情・実態を周知して下さることを心からお願いしたい。


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posted by ミル1000 at 23:40| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記