2009年05月20日

宗教と現実の相違

メルマガ『目からウロコの仏教入門』を読んでいる。
18日配信の「宗教と現実の相違」から、一部引用してご紹介する。

── 宗教と現実の相違 ──

自分と同じ宗教をその人も信仰しているからと言って、決して安心してはならない。
その人が自分と同じような考えであると思ってはならない。
あくまでも宗教とは漠然とした、観念的なものであり、現実における具体的な判断の仕方は、また別個なのです。

宗教と現実は異なるのです。
現実はとても重いものです。
宗教と、現実生活における思想が乖離していたとしても仕方がない。

ですが、それでいいのだと思うのは間違いです。
乖離したままで良いと思うのは間違いです。
ならば、その人にとって宗教は趣味に過ぎない。
宗教と現実の乖離を、できるだけ近づけねばならない。
近づけて行こう。
そう思って励むことこそ、修行なのではないでしょうか。

残念なのは、乖離していることに気づかぬ人であります。


(引用ここまで)

要するに、理想と現実のGAPに気付き、その溝をいかに埋めていくか。
認知的不協和の生じる現実を直視し、安易な認知修正に走ることはないか。
時に自分自身を省みる事が必要なのだろう。

宗教が謳う正義やモラルに反する信者や組織の言動に気付いた時、宗教理念に従えば、これを指摘し軌道修正すべく働きかけなければならない。
けれど、巨大組織の中でそう出来ない現実に直面する。
多くの人は、その他大勢の信者の意見に沿う様に、自分の考えを修正してしまう。

−これだけ多くの人が信仰しているのだから、間違っているはずがない。
−多くの信者の中には、過ちを犯す人もいる。
−組織悪は、世の中の悪と闘う為に必要なことだ。

認知的不協和を解消する為に、軸となる正義やモラルの方を捻じ曲げて修正してしまうのだ。
何故なのか?
現実に直面するより、遥かに楽に問題を解決できるからだ。
そうやって、本来の宗教理念とはどんどんとかけ離れたところに向かっていってしまう。
そして、自分と組織に都合良く作り上げられた思想と、本当の姿を映さない捻じ曲げられた現実だけが残ることになる。


『目からウロコの仏教入門』は配信無料なので、考え方の違いを感じるところも諸所あるものの、拝読している。
ご興味のある方は 配信登録 されてみてはいかがだろうか。
  
posted by ミル1000 at 18:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記